醤油瓶ひとつで、世界を変えた日本人たちの話

醤油瓶ひとつで、世界を変えた日本人たちの話 | キッコーマン
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キッコーマンのしょうゆが世界の食卓へ

醤油瓶ひとつで、
世界を変えた日本人たちの話

365年間、本物を作り続けた意地

今、キッコーマンのしょうゆは世界100カ国以上で使われています。そして米国の家庭用しょうゆ市場では、数量ベースで約57%のシェアを占めトップに立っています(キッコーマン推計)。アメリカ人が買うしょうゆの半分以上が、千葉県の小さな町・野田市を原点とするこのブランドなのです。

でも、本当にすごいのはシェアの数字ではありません。

この話の本当の主役は、365年間、ただひたすら「本物」を作り続けた日本人たちの意地です。

1661年、野田の醸造場

1661年、江戸時代の話から始めなければなりません

4代将軍・徳川家綱の治世。江戸の町に人が溢れはじめた頃のことです。

上花輪村の名主・19代髙梨兵左衛門という人物が醤油の醸造に着手しました。1661年のことです。翌年、近所の茂木家が味噌を作り始めます。

1661年といえば、アメリカがまだイギリスの植民地だった時代です。フランス革命より100年以上前。日本がちょんまげを結っていた時代に、野田の片隅でしょうゆが仕込まれていたのです。

その後、髙梨家と茂木家はそれぞれ独立した醸造家として競いながら共存し続けました。合同したのは約250年後——1917年(大正6年)に茂木・髙梨一族8家が野田醤油株式会社を設立したときです。個々の家が磨き続けた技術が、ひとつの会社に結集した瞬間でした。

技術が生きたまま受け継がれてきました。発酵の知識、微生物との対話、季節ごとの温度管理——それが親から子へ、365年間バトンのように渡されてきたのです。

発酵の世界

しょうゆは、実は非常に複雑な発酵食品です

大豆・小麦・塩水を混ぜ、麹菌・酵母・乳酸菌という三種類の微生物を使って、数カ月から一年かけて発酵させます。その間に生まれる香り成分は数百種類。それぞれが絡み合って、あの複雑な味が生まれるのです。

かつてアメリカでは、短時間で作られる非醸造タイプのしょうゆも広く流通していました。キッコーマン公式によると、非醸造しょうゆは加水分解植物性たんぱくやカラメル色素などを使い、数時間で作られるものだといいます。天然醸造のしょうゆとは、香りや味の奥行きに違いが出やすいのです。

化学しょうゆにはない色合いや、肉につけて焼いたときの香ばしさを、店頭の試食販売を通じて直接アメリカの消費者に伝えたことが大きかったといいます。

何カ月もかけた天然醸造が生み出す味は、短時間製法では出しにくいものです。それを、日本人は365年かけて磨き続けてきました。

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醤油の研究が、病院を救っています

キッコーマンバイオケミファは、醤油研究で培った酵素技術を活かして「ATPふき取り検査システム(A3法)」を開発しました。これはATP・ADP・AMPの同時測定により、微生物繁殖の温床となる汚れをより広く検出できるシステムで、食品現場や医療現場の衛生管理で活躍しています。

病院の手術室、学校の給食室、食品工場が「本当に清潔かどうか」を数十秒で判定できる装置——その源流が、しょうゆの発酵研究なのです。

キッコーマンは国際科学誌「Nature」オンライン版に塩分摂取量削減に関する取り組みが掲載されており、東京大学からは醸造微生物学の研究・教育への貢献が評価され、稷門賞を受賞しています。

醤油メーカーが、Natureに載る。これが日本の技術力の、本当の姿です。

醸造から医療衛生検査へ

「信じる力」という名の決断

戦後、キッコーマンは重大な選択を迫られました。国内のしょうゆ市場は成長が鈍化しつつありました。そこで打ち出した二本柱が、事業の多角化と海外進出です。

1957年、本格的なアメリカ進出を目的として、サンフランシスコに販売会社を設立しました。スーパーの店頭でステーキにしょうゆを垂らして焼いて見せると、アメリカ人は目を丸くしました。「なんだこの香りは」と。

販売会社設立から16年後の1973年、ウィスコンシン州に工場を建てました。完成直後、石油ショックが直撃しました。最初の2年は大赤字でした。それでも、撤退しませんでした。

1983年、キッコーマンはアメリカの家庭用しょうゆ市場でシェア46.8%を獲得し、全米ナンバーワンになりました。工場完成からわずか10年でのことです。

「本物」への確信が、逆風の中でも人を動かす。そういうことではないでしょうか。

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「押しつけない」という、もうひとつの強さ

海外展開の鍵は、和食を持ち込むことではなく、現地の食材や料理にいかにしょうゆを使ってもらうかという点にありました。アメリカではバーベキューに、フランスではトップシェフの創作料理に、ブラジルでは現地の食文化に合った味に。健康志向が高まれば減塩しょうゆを、グルテンフリー需要には小麦不使用しょうゆで応じました。

本物の技術を持つ者だけが持てる「余裕」です。形は変えられます。でも、本質——何カ月もかけた天然醸造——は変えませんでした。

現在のキッコーマンは海外売上が全体の約80%、海外の事業利益が全体の約91%を占めるまでになっています(2025年3月期、キッコーマン公式ファクトブックより)。

2026年、次の365年が始まっています

ウィスコンシン州ジェファーソンに米国第3工場が建設中です。2024年4月に着工し、2026年秋の出荷開始を予定しています。10年間で約5億6,000万ドル、日本円にして約800億円を投じる計画です。

2025年3月期の連結売上収益は7,089億円を超えました。

醤油一本で、7,000億円超。江戸時代の農村から始まった話が、ここまで来たのです。

そして——キッコーマンの技術は「食べる」だけではありません

365年間、大豆と向き合い続けてきたキッコーマンが、その知見を活かして生んだサプリメントがあります。

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大豆イソフラボンの中で最も女性をサポートする力が強いとされる「ゲニステイン」を主要成分とし、ブドウ種子由来プロアントシアニジン、ビタミンD3、葉酸も配合されています。40代以降の女性の身体の変化をサポートするために設計されたサプリメントです。

醤油を作る過程で蓄積した大豆の知識が、そのままサプリに活きています。1日2粒、小粒で飲みやすい設計です。

※40〜50代女性のゆらぎ年代をサポート/1日2粒/医師推奨
※本サプリメントは食品であり、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。効果には個人差があります。

最後に、あなたに伝えたいことがあります

365年間、誰も見ていないところで、ただ本物を作り続けた人たちがいたからです。

赤いキャップのあの小さな瓶は、そういう人たちの時間でできています。

あなたがこれから何かを学ぶとき、何かを磨くとき——「本物かどうか」だけを問い続けてほしいと思います。本物は、時代を超えます。キッコーマンの365年が、それを証明しています。

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【主要データ出典】創業年:100年経営研究機構(2017年)/財務数値:2025年3月期 決算短信〔IFRS〕連結
米国市場シェア:キッコーマン推計/海外事業比率:キッコーマン公式ファクトブック2025年3月期

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